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リライトする記事を選ぶ3つの基準

記事がたまったとき、どの記事からリライトすべきかを選ぶ3つの基準が分かる記事です。

updated 2026.10.26 by しみっち

記事が増えると、そろそろ書き直したいと感じる人は多いはずです。ところが一覧を眺めても、どの記事から手を付ければいいのかは決められないものです。全部を直す時間はなく、気になる記事から始めても、順番に自信が持てない。

この記事では、リライトする記事の選び方を3つの基準に分けて書きます。Webマーケの仕事を8年続けてきた立場での考え方で、特定のサイトの成果を紹介する記事ではありません。公式の説明と一般論に、自分の判断を足して整理しました。

需要があるかを見分ける3つの見方

書き直す前に確かめたいのは、その記事を探している人が本当にいるのかどうかです。需要のない記事をどれだけ磨いても、読まれる場面が増えるとは限りません。

需要を測る材料には、Search Consoleの検索パフォーマンスレポートが使えます。ここでは表示回数を軸に、記事を3つの見方で仕分けます。数字の読み方と、手を出さない判断の両方を押さえておきたいところです。

表示回数が出ている記事を候補にする

検索パフォーマンスレポートの表示回数は、Googleの検索結果で自分のサイトへのリンクが見られた回数です。探している人が検索結果の上にいた記録だと読めます。

リライトの候補は、まずこの数字が出ている記事から選びます。表示が出ていれば需要の目安にはなる。

何回からが多いかはサイトごとに差が出る。自分なら他のサイトとは比べず、手元のサイトで上位に並ぶ記事から順に見ていきます。判断の軸はあくまで相対的な位置です。

表示がほとんどない記事は需要を疑う

反対に、表示がほとんど出ていない記事は、書き直す前に立ち止まります。急いで本文を触る前のひと呼吸です。原因が文章ではなく、そもそも探している人が少ないテーマという可能性があるからです。

こういう記事は、本文を直しても動きにくいと見ています。先に確かめるのは、そのキーワードで探す人がいるのか、読者の悩みと合っているのかの2点。答えが出るまでは本文に手を付けないと決めます。

需要が薄いと分かったなら、直さずに別のテーマで新しく書く手もあります。リライトと新規記事は、別々の選択肢として並べて考えるのが自分の流儀です。

公開から日が浅い記事は待つ

公開して間もない記事は、数字がまだ出そろっていません。表示が少なく見えても、需要がないからではなく、まだ見られる前の段階かもしれないのです。反応が出るまでには時間がかかります。

この時期に手を入れると、あとで何が効いたのか分からなくなります。日が浅い記事は、まず待つと決めておくほうが安全です。焦って触らないのが得策です。

待つ期間を何日と言い切れる公式に基準は示されていません。自分なら、検索結果に出た形跡が数字にいくつか見えるまでを、待つ目安にします。

伸びしろを見つける3つの比較

需要が確かめられた記事の中にも、直した効果が出やすいものと出にくいものがあります。違いを見つけるには、数字を1つずつ眺めるより、2つを並べて比べるのが近道です。

ここでは検索パフォーマンスレポートの指標を、組み合わせて見る方法を3つ紹介します。数字は並べて読むのがコツです。いずれも判断の目安であり、これで決まるという線引きではありません。

表示のわりにクリックが少ない記事

表示回数が多いのにクリックされていない記事は、一番に目を付けます。探している人の目には触れているのに、開く理由が伝わっていない状態だからです。

CTRとはクリック数を表示回数で割った値のこと。表示のわりにこの値が低い記事は、本文より先にタイトルと説明文を直します。

検索結果の画面で目に入るのは、主にタイトルと説明文です。中身を全部書き直すより手間が少なく、先に試す価値があります。直したあとの数字の変化は見られますが、それだけで原因は証明できません。

掲載順位が中ほどにとどまる記事

平均掲載順位は、1を最上位とした相対的な順位を示す値です。表示されたクエリごとの最上位の順位を平均した値なので、記事の立ち位置をつかむのに向いています。

一般に、1ページ目の下のほうや2ページ目あたりに見える記事は、伸びしろがあるとされます。ただしこれは通説に近い目安で、公式に決まった数字はありません。

順位の数字は、本文まで直す記事を選ぶときの材料にします。すでに上位にいる記事は、手を入れて下げてしまう怖さもあるので、慎重に扱いたいところです。

近い記事同士でCTRを見比べる

同じような順位で、同じくらい表示されている記事が複数あるなら、CTRを見比べてみます。差があるなら、低いほうのタイトルに直す余地があるはずです。

比べる相手は、同じサイトの近いテーマの記事に限ります。テーマが遠いと、そもそもクリックされやすさが違うからです。

高いほうのタイトルの付け方を、低いほうに写せば済む場合もあります。新しい案をゼロから考えずに済み、手間も減るのが利点です。まずは1組だけ試せば十分です。

直す価値を確かめる3つのチェック

需要があって伸びしろも見えた記事でも、すぐに書き直してよいとは限りません。直した結果が読者の役に立つのかを、手を付ける前に確かめておく必要があります。

最後の基準は直す価値があるかどうかです。手を付ける前に使う3つのチェックを、やらない判断も含めて順に紹介します。ここまで来て迷うなら、その記事は今回の対象から外してかまいません。

直すところを1つに絞れるか

リライトの前に何を直すのかを1つに絞ります。タイトル、冒頭、見出し、情報の古さなど、候補はいくつもあるはずです。欲張るとどれも浅くなりがちです。

複数を同時に直すと、あとで数字が動いても理由が分かりません。自分なら1回に1つだけ直して、変化を見てから次へ進みます。1つずつなら結果の読み違いも起きにくくなります。

絞れないのはまだ原因が分かっていない合図です。そういう記事はいったん保留で構いません。直す前に何が足りないのかを探すほうが先です。

読者の役に立つ中身を足せるか

Googleの「役に立つ、信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツ」のガイドラインは、検索順位のためではなく、主に人のために作られた内容を前提にしています。独自の情報や視点を提供しているかも、確認の問いの一つです。

リライトでも事情は同じで、言い回しを整えるだけでは足りません。読んだ人が目的を果たすのに必要な情報を、1つでも足せるかを自分に聞いてみる。ここが空っぽだと書き直しの意味が薄れる。

足せるものが浮かばない記事は、無理に直さないほうがいいと考えます。内容がほとんど変わらないのに日付だけ変えて新しく見せる行為は、ガイドラインでも避ける項目に挙がっています。

今回は直さない記事の基準

やらない判断も基準として先に決めておくこと。自分なら見送るのは、公開から日が浅い記事、需要がほとんど見えない記事、直す点を1つに絞れない記事です。

見送った記事は捨てるわけではありません。次に数字を見る日が来たら、もう一度同じ基準で並べ直せば済みます。そのときに状況が変わっていれば、直す側に回すだけです。

全部を直そうとすると、どれも中途半端になりがちです。直さない記事を決められると、直す記事に集中できます。見送る後ろめたさも小さくなる。

まとめ

リライトする記事は、需要がある記事、伸びしろがある記事、直す価値がある記事の3つの基準で選びます。表示回数で需要を見て、CTRや順位で伸びしろを測り、最後に直す価値を確かめる形です。

迷ったときは、表示回数があるのにクリックされていない記事を探して、タイトルと説明文から直してみてください。直す前に、何を直すのかを1つだけ決めておくのを忘れずに。

あわせて読みたい:Search Consoleを見る順番/内部リンクを貼る基準

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